介護医療院の業務内容や転職するコツを紹介!

介護医療院で働くための事前準備

介護医療院で働くための事前準備

介護医療院の仕事に興味のある看護師は、今のうちに準備を進めておきましょう。事前に確認すべきポイントを紹介します。

運営形態は様々

介護療養病床から介護医療院に移行しているケースなど、介護医療院と一口にいっても運営形態は様々です。「病床数19以下の介護療養病床(クリニック)が介護医療院になったケース」「病院が運営する介護療養病床の一部が介護医療院になったケース」「地方公共団体や社会福祉法人などが新設したケース」などがあるので、まずは各施設の設立背景を確認してください。例えば、病院の療養病棟に介護医療院があるケースだと、通常の病院と仕事内容はそれほど変わりません。医師が近くに常駐しているので有事の際にも即座に対応できます。一方、入居者の介護や支援に力を入れている介護医療院で働きたいのであれば、新規で開設した施設や介護療養施設から転換した施設を探す必要があります。

介護業務で使用する器具の有無

介護医療院で働く看護師は、看護業務に加えて介護業務も兼任するケースが多いです。そこで注目すべきなのが、入浴介助などに利用するリフトがあるかどうかです。入居者が多ければ、当然ながらその分だけ入浴介助にかかる看護師の負担は大きくなります。腰痛持ちの人は確認必須の項目といえます。中には、リフトなどの器具を活用して介護者の腰痛対策に取り組んでいる施設もあるので、体力に不安のある人は事前に確認してください。仕事を長く続けていくためにも重要なポイントです。施設のホームページやパンフレットを確認し、それでも分からない場合は面接時に聞いてください。

細かい仕事内容が異なる

上述の通り、介護医療院の運営形態は様々です。そのため、大まかな仕事内容は同じでも、細かい部分は施設によって異なります。2018年に始まった比較的新しい介護保険施設ということもあり、サービス内容の均一化はまだそれほど進んでいません。看護師の業務内容や仕事の範囲については、事前に必ず確認してください。医療的ケア以外の介護業務や生活支援などを、どの程度まで看護師が担当するのかを調べておきましょう。こちらについても、事前に調べて分からなければ面接時に聞いてください。

求人数が少ない

新しい介護保険施設なので、全国的に施設数は少なめです。2022年3月末の時点で、Ⅰ型・Ⅱ型・混合型の合計数は677施設です。そのため、病院などに比べると求人数はかなり少ない傾向にあります。介護医療院の求人を探す際は、情報を見逃さないように注意しましょう。おすすめなのは、看護師の求人を専門に扱っている転職エージェントの利用です。

介護医療院に興味がある人向け